今、「勝 新太郎」が書いた本を読んでます。
自叙伝みたいです。
長唄の師匠の家に生まれ、小さい頃から歌舞伎の世界や、花街の世界を垣間見ていたそうです。
13歳で童貞を失い、初めての人に「淋しい病」をうつされたそうです。その同じ人と兄の「若山富三郎」も…
だから「粋」な人だったんですね。
江戸の祭りと花柳界は「粋」と「意気」のぶつかり合いだそうです。
激しさがつきものらしいです。
それが「心意気」だそうです。
小さい頃天皇陛下と皇太子殿下が馬で家の前をお通りになり、母親から絶対お姿を見てはダメときつく言われて、顔を伏せていたら大きな音が聞こえてきて、顔を上げたら皇太子殿下と目が合ったそうです。
本当に目が潰れるか二週間ほど黙っていても、一向に失明しないので母親に言ったら、そのうち失明すると言われたそうです。
その二十年後に「座頭市」の出演依頼が来て、母の言うことは本当なんだ、と思ったそうです。
型破りな人でしたね。
私も学生時代、京都の祇園で2,3回お見受けしたことがあります。